今日の夕食に残っていたウナギ二匹捌いて調理しました。
前回は死んだのを捌いたので相手は全く動きませんでした。
今回はそうは行きません。
ウナギを捌く際に生きたのをそのままではウネウネと暴れて非常にやりにくいのです。
プロならそれでもさっと捌いてしまいますが、素人がそういうわけには行きません。
そこである方法を使います。
それは氷水にウナギを漬けて体温を最低に下げ動けなくしてしまうのです。
そのため捌く1時間半前にはウナギを氷水に移しておく必要があります。
まずはテナガエビ生かし用の例のクーラーボックスに冷凍庫に入っていたありったけの保冷材を入れます。
そこに少しの水を入れてエアーストーンをセットします。
泥抜き中のウナギですが、昨日隠れ家になるホースを入れておきました。
壊れた集塵機(掃除機)の要らなくなったホースがウナギの入る太さとしてぴったりでした。
ホースを入れると2時間もしたら早速二匹とも入っていました。
で、今日泥抜き水槽から出す時にホースを持って上げ、そのままクーラーボックスの投入口に差し込んで反対を上げればするりとウナギが入るわけです。
この時ホースの両側を持って上げればクーラーボックスに入れるまでホース内からウナギが逃げることはありません。
これ、硬いパイプには無い利点だと思います。長さは60cmにしてあります。
こうすればウナギを掴む必要が無いわけです。
泥抜き水槽にそのまま氷を入れて冷やす場合には必要が無いですが、冷やす効率が良いのはクーラーボックス内だと思います。
別の入れ物で冷やす場合はウナギを入れ替えなければなりません。
このときウネウネと逃げて難儀をするのは目に見えています。
逃亡防止用のネットごと入れ物に移すのも手ですが、冷やす効率が良い小さな入れ物に入れたい場合そうも行かないと思います。
ホースを使うのはお勧めの方法です。
ホースとしては私はたまたま手持ちのがあったのでそれを使いましたが、改めて買うのなら流しの排水ホースが使えるでしょう。
ホームセンターで切り売りで買う事が出来ます。
さて、冷やして1時間半過ぎたところで早速捌き始めます。
まな板に目打ちをしてからカッターを使って捌きました。
その前に改めて大きさを測ったら、52cmと54cmでした。
長さはほとんど同じなのですが、54cmの方が明らかに太さがあります。
最初は大きい方から捌き、次に小さい方です。
大きな方はほとんど動きがなかったのですが、小さい方は少し抵抗しました。
でも思ったほどは捌くのに苦労しませんでした。
30分くらいで切り分けるところまで行きました。
その後は串打ちです。
前回は串を打たないでやりましたが、今回は串打ちしてみました。
話には聞いていたのですが、やはりかなり苦労しました。
肉と皮に相当の弾力があってなかなか串が通らないのです。
串打ちだけでも30分近くかかりました。
それから焼きです。
まずは小さい方から焼いて、それはタレをつけて蒲焼にしました。
大きな方は白焼きです。
出来上がりです。
蒲焼は串を取ってあります。
いよいよ実食です。
まずは蒲焼の方から・・・・うん・・・美味い!!
でも最後に後味としてやや泥臭さを感じます。
それでも粉山椒をかけるとそれもほとんど気になりません。
やはり、前回のとは全然違います。
次に白焼きの方です。これはわさび醤油でいただきます。
蒲焼で泥臭さを感じたのなら白焼きはなおさらですので恐る恐る口に入れてみました。
すると・・・・全然臭くない!!
いや、めちゃうまです。
これは美味い!!
ウナギの白焼きを食べたのは実に久しぶりなのですが、今まで食べた白焼きの中では最高に美味しいと思います。
白焼きにするとウナギの泥臭さがいっぺんで判ってしまいます。
今までウナギ屋で白焼きを食べたときも泥臭さを感じるのが半分くらいありました。
それほどよく判るのです。
やはり、泥臭さはウナギの個体固体によってもばらつきがあるようです。
頭も焼いてタレをつけ食べました。
かなり肉の部分が付いていますし、目の後ろの部分の肉も美味しいのです。
それから中骨です。
これはフライパンでじっくりと焼いていきます。
弱火で30分くらいかけて焼くと、身から出た自身の脂でから揚げ状態になります。
骨せんべいとして、塩をかけるとポリポリと食べられます。
これまた美味しいものです。
以上ウナギ二匹完食しました。
さあ、次のウナギ釣りはいつだ?