16日のウナギ釣りの帰りの電車内でちょっと面白いことがありましたので書いてみたいと思います。
JR線から私鉄にある駅で乗り換えました。
時間はすでに夜中の12時になっています。
電車に乗り込んで上手いこと空いている席がありましたので、どっかと座って発車時間になるのを待っていました。
発車時間が近づくと次々と乗客が乗り込んできてかなりの混み様です。
日曜の夜なのに出かける人が沢山いるのですね。
すると15人以上はいる若者のグループがどやどやと入ってきました。どうやらその駅の周辺で飲み会をした帰りのようです。
その後電車は発車しました。
私の向かいの向こう側のつり革につかまって女2と男1の3人組が話し始めます。
話の内容は他愛も無いよくあるバカ話です。
その中の一人の女の子は「地球のドラゴンボールは願いが一つしかかなえられないけど、ナメック星のドラゴンボールは本場だからいくつも願いがかなえられるだよ」なんて話しています。
「違う!!3つだけだ!」と私は心の中で突っ込みを入れていました。
私の降りる駅まで半分くらいまで来た時です。
その3人が私が持っているクーラーボックスにエアーポンプが付いていることに気付きました。
チラチラと振り返りながら「すごいね、何が入っているんだろね」なんて話しています。
そこで、私が「見る?」と聞くと「はい、見せてください」と答えてきました。
「ちょっと小さいけどね」と言って中身を見せたら「わっ!!何?どじょう?」そんなちっさくないぞ!!と思いつつ「ウナギだよ」と答えるとえらく驚いていました。
「どこで釣ったのですか?」と聞いてきましたが「うーん、近くの川」とだけ答えておきました。
「天然ウナギですねぇ~、美味しいそう」と感心しきりです。
するとですね、先ほどのドラゴンボールの話をしていた女の子が「私一回ウナギを捌いたことがあります」と言うではないですか。
これにはこっちがびっくりです。
「でも、その時思いっきり指を切ってしまって、それ以来嫌になってやっていません」と言っていました。
ウナギの頭を釘で刺してやったと言っていましたので、おそらく親かどうかは判りませんが、ウナギの捌き方を知っている人の指導でやったのだと思います。
そのウナギはどうやって手に入れたものかを含めて、詳しいいきさつは聞きませんでしたが、非常に面白い話でした。
その女の子は私が降りた駅と同じ駅で電車を降り、出た改札も同じでしばらく後ろの方を歩いていたのは知っていましたが、いつの間にか別の方向に行ってしまいました。
実は電車の中でクーラーボックスの中身を見せたのはこれが初めてではありません。
前回のウナギ釣りの帰りの電車内でも隣に座った若者に声を掛けられ見せたことがあります。
その若者も釣りをするので興味津々で聞いてきたのでした。
ウナギ釣りはしたことが無いと言っていましたが、近郊の川ではどこでも釣れる可能性があるのでやってみたらと言っておきました。
アナゴは良く釣るので同じ感じですかと聞いて来ましたが、同じサイズならウナギの引きは1.5倍だよと言うとそれは面白そうだと感心していた次第です。
その若者は私が降りる駅の遥か手前で電車を降りていったのでした。