ガン玉は手軽ですので釣りではもっとも良く使われるオモリです。
糸の途中で挟み込むだけですので交換が容易なのが使われる理由でしょう。
さて、このガン玉を外す時割りを開かなければなりませんが、その時どのようにしているでしょうか。
ナイフの先を使ったりしている方もいるようです。
私は今までは指の爪を使って割りを広げていました。
しかしながら、爪で広げようとすると割りの部分が変につぶれたりしてあまり良いやり方ではないなと思っていました。
かと言ってナイフの先を使うのも刃先を欠いてしまいそうですし、ナイフの刃で手を傷つける危険性もあります。
そこで考えるのがガン玉ハズシとして売られているツールです。
この手の物は、ハサミ(プライヤー)型のか、タガネ型のか2種類が出ています。
でも、実際の値段を見るとどれもケッコウ良い値段が付いていて、買うのを躊躇していました。
ところが、昨日近くの100円ショップのダ●ソーに行って見ましたら、なんと釣り用のハサミでガン玉外し機能が付いているのが新たに売られていました。
針ハズシ、ハサミ、ガン玉ハズシの3つの機能が付いたツールになっています。
さて、どんなものかなと買って試してみることにしました。
針ハズシは握ると先端に出来るループに糸を通してそれを魚の口の中に入れてハリを外すとなっています。
はて、どんなものかなと思いましたが、これは実際使ってみないとなんとも言えないところでしょう。
次のハサミですが、一応ナイロン糸は気持ちよく切れます。切れ味は悪くありません。
PE線の切れ味はイマイチですが、これはし方が無いところです。
そもそもPE線は刃にギザがある専用のハサミでないと切りにくいのです。
次にお目当てのガン玉ハズシです。
根本にあるくぼみにガン玉を納めて、刃でこじ開けるようになっています。
まずは小さい5号のガン玉で試してみました。
くぼみにガン玉を親指と人差し指で挟んでセットし、割りに刃を刺し込んで開きます。
力を入れすぎるとちょきんと切ってしまいそうで怖いですが、一応問題なく使えそうです。
3Bの大きなガン玉でもやってみましたがもちろん大丈夫でした。
さて、ガン玉の交換はどちらかと言うと釣りの現場で状況に応じて行うことが多いので、本当は持ち運びしやすい小さい方が良いのです。
このダ●ソーの釣りハサミは大きめですので操作性は良いのですが、釣り場への持ち運びと言うことではちょっとどんなものかなと言った感じがします。
家での仕掛け作りには良いと思います。
そこで、もう一つのタイプのタガネ型のもあると便利そうです。
ところがこのタイプのガン玉ハズシも形が単純な割りにお高いのです。
チタン合金で出来ていたりして耐久性はありますし、軽いのでしょうがどうも納得いきません。
残念ながら、このタイプのガン玉ハズシはダ●ソーでは売っていません。
そこで、このタガネ型のガン玉ハズシを自分で作ってみました。
使った材料は4mmのステンレス棒と1mmのステンレス線、そしてステンレス用の半田です。
このステンレス棒は以前、磯玉の柄につける小さな網を作った時に余ったものです。
以前の工作によって、その先端が若干曲がっているのを利用します。
先端をタガネ型に削り、後ろに糸を通すループを1mmのステンレス線で作って半田付けしただけです。
全体の長さは7cmほどです。売られているのはもっと小さいですが、このくらいの長さの方が使い勝手が良いのではと思いました。
構造は簡単ですが実際作るにはちょっと道具と技術を要するので一般的ではないかもしれません。
それでもファイトのある人なら作れないことは無いと思います。
実際に試してみました。
まずは3Bのガン玉です。
割りに刃を入れてぐっと押し込んで開くだけです。
はい簡単に、綺麗に開きました。
次に5号のガン玉です。ちいさいです。
同じように割りに刃を入れて。
はい開きました。問題ありません。
他にももっと大きな6Bのガン玉からさらに小さい8号のまで使えました。
チタン合金に比べると耐久性は劣るかもしれませんが、刃がなまったらまた削りなおせば良いのです。
今度ガン玉を使う釣りの時は、大きな道具入れにはダ●ソーのハサミタイプのを、小道具入れには作ったタガネ型のを持って行こうと思います。
自作したほうは、市販製品並みに短くて小さくしたのも作ってためしてみようと思っています。