台風18号は予想された進路よりもやや南寄りを進んで、今朝10時現在群馬県の前橋市付近にあります。
しかしながら、雨のほうは朝の8時頃にはあがって、それ以降ほとんど降っていません。
今回の台風の特徴として、雨雲の本体は台風の中心よりも北に偏っていることです。
ですから、関東付近では雨は昨晩の日付が変わった頃から4時くらいまでがピークになっています。
午前11時の雨量レーダー画像をご覧ください。
台風の中心がある群馬県内では山沿いでやや降っている程度で、雨は日本海側の海岸線沿いと、後は東北の北部に集中しています。
台風と言うとその中心に近ければ近いほど、雨風ともに強いというイメージがあると思います。
これは普段、典型的な台風の衛星写真などを見ているからだと思われます。
今回の台風の6日の時の衛星写真です。
この時は台風はきれいな丸い形をしていて、文字通り同心円状に中心に近いほど雨風が強い状態です。
ところが台風が北上して、北から冷たい空気が入ってくると台風の構造が崩れてくるのです。
ちょうどこれは、典型的な形の台風は富士山のような山頂に近いほど傾斜が急でとがった形になっていると思っていただくと判りやすいと思います。
それが、山の上のほうが崩れてふもとに土砂が落ちてきているのが、北上してきた台風の姿です。
ただ、山体の総量が変わらないのと同じで、台風の総エネルギーが減ったわけではありません。
ですから、中心付近から離れた場所で雨風が強くなったりするのです。
先ほど仕事の納品に行ってきました。
雨が降っていなかったので自転車で出かけたのですが、行くときは南の強い風で追い風の状態でした。
なら、楽でよかったと思われるかもしれませんが、あまりにも強い追い風でスピードが出すぎると、危ないのです。
ビル周りなど風が複雑な動きをするところでは急に横風になったりしてあおられて転倒する危険性があります。
そんなんでゆっくりと走らねばなりません。
また、帰りはもろに向かい風となりますので、進まない進まない・・・・
おまけに後輪がパンクして2km近く自転車を押して歩かねばなりませんでした。
やれやれ・・・