電気回路の自作をしようとした場合、参考にした回路に書かれている部品がそのまま手に入るとは限りません。
そんな時、代わりになる部品を探すのですが、その場合重要になるのが部品の規格です。
特に、半導体類の場合、細かに規格が定められていて選択するためには内容を詳しく知りたい場合があります。
昔から、半導体類の規格表がCQ出版社から出ていて、もっぱらそれを見ながら選んで買っていました。
ところが一口に半導体類といっても非常に種類が多く、しかもそれが時代と共に加速度的に増えているのが現状です。
それに伴い、CQ出版社から出ている規格表も種類が増えて、全部揃えるとかなりの数になってしまいます。
となると、内容的にそんなに普段使わない半導体類の規格表は購入することが無いのですが普通です。
それでもたまに使いたいものがあってそれを探すためにわざわざまた新たに一冊買うのも不経済です。
また、メーカーから新しいものをどんどんと出してきますので、その規格を知りたい場合毎年新しく出される規格表を買い続けることも無理です。
ところが時代が変わって、最近ではネットで半導体類の規格を調べることが出来るようになってきています。
まず代表は半導体のメーカーサイトです。
ところが、メーカーのサイトでは当然ながら自社のものしか載っていませんし、それも現行品種しかない場合が多いのです。
色々なメーカーのものを見比べたり、また古い半導体の規格を知りたかったりする場合非常に不便に思っていました。
全てのメーカーのものを古いのも含めて、一箇所で調べられるサイトはないものかと思っていたのです。
ところがです、今日ネットで色々調べ物をしていたら、たまたま全ての半導体類を調べられるサイトを見つけました。
それはこちら↓です。
http://www.alldatasheet.com/
「ここで見つけられなかったら、世界中どこのサイトでも見つけることは出来ないでしょう」なんてことが書いてあって自信満々です。
こちらでは規格表ではなくてメーカー発表のデータシートを見られるようになっています。
データシートは動作の詳しい例や特性表が載っていたりして、単なる規格表よりも一歩踏み込んだ内容がわかるので非常に有用です。
日本のトランジスタをいくつかサーチするとどんどんと出てきます。
全ての型番のものがあるわけではないのですが、これはデータシートがメーカーからでている品種が限られているからです。
面白いのは日本語のデータシートしかない場合、それがそのまま載っていることです。
アマチュア無線の自作をする方には懐かしい2SC1307や2SC1973なんてのがそうなっています。
さらに見ていたら日本語のサイト↓もあることがわかりました。
http://www.alldatasheet.jp/
ただし、データの内容は原本のままですので本家のサイトと同内容です。
日本語のデータシートが必ず必要な場合は、メーカーサイトを見るしかないですが、ともかく何らかのデータを探したいと言うときはこのサイトが有効でしょう。