今日の日曜日の昼、仕事場でちょっと作業をしていたら部屋の隅でガサガサという音が・・・
またネズミが出たのかなと思い忍び足で行って見ると、床の上に長細い物体が動いているではありませんか。
なんと水槽に飼っていた二匹のウナギの一匹が脱走していたのでした。
水槽から出てからどのくらい経過してるのか分かりませんが皮膚の乾燥が進んでいるのを見ると1~2時間ではなさそうです。
あわてて拾い上げて水槽に戻しました。
その後、そのウナギの様子を見ていましたがどうも芳しくありません。
もともとこの寒さでエサをほとんど食べていませんので体力が落ちているのはあきらかです。
ですから回復は難しいだろうなと推測していました。
それから数時間後の夕食後、水槽から取り出してみると全く動かなくなっていました。
あ~あ・・・
せっかくの天然ウナギ、このままではもったいないので捌く事にします。
このウナギはもう2年も前に釣ってきたものですが、40cm弱でやや小さいので食べるのを躊躇して水槽で生かしておいたものです。
40cm以下だと、開いても身がちょっと小さいのですよねぇ。
死んでいて動かなくても、独特の形状とヌルでそのままでは捌きにくいのは変わりありません。
大きいまな板に目打ちをして新しいカッターの刃で背開きにします。
背骨と内臓を取り、頭を落として身に竹串を打ちます。
ここまでがめんどくさい。
その後焼きに入ります。
最近はエサをほとんど食べていませんので脂の乗りはどうかなと思ったのですが、十分なのです。
焼くと脂が滴り落ち、そして香ばしい香りが漂います。
焼きあがったところで串を抜いて白焼きでワサビ醤油でいただきます。
美味い!!。
焼いているときの香りで美味さは想像できましたが、実際に食べてみると想像以上です。
4つの身に切り分けたのですが、食べたのは私とお袋と上の娘。
3人で美味い美味いと舌鼓を打ったのです。
女房殿にも勧めたのですが、捌いているところを見ていたので敬遠して食べません。もったいない。
思わぬ時期にウナギの白焼きをいただいて、改めて天然ウナギの十分に泥抜きしたものは美味しいと認識したのでした。