LANケーブルのコネクタのプラグの爪(ラッチ)が折れてしまうトラブルは多く、経験している方はかなりいるのではないでしょうか。
実は、私もこのトラブルが起きて、難儀をしていました。
一旦この爪が折れてしまうと、コネクタの接触が保たれず、通信が途中で途切れてしまうなどの障害が起きます。
ケーブルそのものを交換すれば良いことなのですが、ながーく引き回したケーブルを交換するのは面倒ですし、費用もかかります。できればこれを修理して使う方法はないものかと調べてみました。
ただ、少々高い。
英語のブログ記事ですが、難しいことは書いてありませんし、写真を多用していますのでそれを見るだけで出来ると思います。
実際にやってみると、かのブログの記事に書いてあるのとは、私の使用しているプラグの状況が少々異なりましたので、それに対応した記事を書かせていただきます。
また、ここを注意してやったほうが良いというポイントも含めて説明したいと思います。
使った結束バンドはダ●ソーで売られている「3型」。
頭の幅がかの記事と同じ4.3mmです。
ジャックの穴に合せてみると、なるほど引っかかる感じがあって、これを利用しようと言うわけです。
上の写真の丸で囲んだところで、LANケーブルのプラグの爪が引っかかって留まるようになっているのですが、定番で折れるところから引っかかるところまでの長さが、結束バンドの頭の縦幅とピッタリ同じなのです。
まずは結束バンドの頭の工作です。そのままでは厚みがありすぎますので、カッターで切って薄く仕上げます。
かなり力が要りますので刃が折れたりすると危険です。怪我をしないように注意してください。
上が加工前、下が加工後です。
全体の長さはかの記事では4.5cmにカットすると書いてありますが、私の場合はプラグの根本のケーブル部分が樹脂で固めてありますので、その下で留める関係でそれでは足りません。
長さに関しては、現物合わせで決定します。
折れた爪の根本に結束バンドの頭の上がピッタリと付いた状態になるように長さを決めます。
出来上がり。
プラグをジャックに差し込むとき、まずプラグの本体を入れて、結束バンドの頭を後から挿入するようにします。
プラグをジャックに差し込んだ状態です。
ちょっとフラフラした感じで、しっかり固定とはいきませんが、爪が折れた状態そのままとは段違いで安定します。
ここまでの工作したケーブルのプラグはノートパソコンに使っているものでしたが、ルーターから仕事場に引っ張ってLANハブにつないでいるケーブルのプラグの爪も折れていましたので、こちらも同様にやってみます。
爪のカバーを取り去って、同じように作業をして完成。
一応これで使えそうですので様子見です。
費用も安く、少々の工作で出来ますので、お試しあれ。