暑かった夏も9月に入ってすっかりと落ち着いて、曇りがちな天気で涼しい日が来るようになりました。
ちょっとすっきりしない日が続いていますので、秋晴れの爽やかな日とはいきませんが、猛暑日が続いていた頃からすれば体は楽です。
そんな中、今日の仕事の外回りの途中、ヒガンバナが咲き始めているのを見つけました。
そして、モズの秋の高鳴きも今日初めて聞きました。
この2つの組み合わせは、いかにも秋が来たというイメージがあります。
ところで毎年今の時期、いつもの年なら必ずやっていることがあります。
それはエゴノキの種拾いです。
もちろんチシャムシの採取が目的です。
例年8月下旬からチシャムシが入っているエゴノキの種が落ち始めるからです。
ところが、今年は8月終盤になっても、エゴノキの種がほとんど落ちていないのです。
おかしいなと思っていたのですが、ようやく9月の5日ころからポツリポツリと落ち始めてきました。
まだあまり落ちてきてはいないので、拾える数は少ないのですが、どうも変です。
というのは、チシャムシの産卵痕がある種が殆ど無いのです。
つまり産卵した数が少ない。
あちこちの採取の木を見ても同様です。
普通、この場所の木はダメでも他の場所の木では採れる、というパターンなのですが、今年はどの木も産卵されている種が少ない。
色々推測してみると、気候的な影響があるのかもしれません。
何しろ、今年は梅雨明けが早く、そしていきなり猛暑。それで虫が死んでしまったのか、あるいは虫が勘違いして早く出てきてしまい、産卵に適するまでエゴノキの実が大きくなっていなかったのか・・・。
今年はチシャムシは外れ年かもしれません。